ＧＲＩＮＤＨＯＵＳＥ制作ムービー紹介#１『いつか届くあの空に～陽の道と緋の昏と～』

制作ムービー紹介#１『いつか届くあの空に～陽の道と緋の昏と～』

普段ゲームのムービー制作者が出張る事はあまり無いのですが、
後追いにはなりますがこのブログでは自分が制作したムービーについて色々と
解説を交えて語っていきたいなと思っています。
自分の仕事を紹介することで
多少なりともこの仕事やゲームに興味をもってくれる方がいれば良いなと思います。

第一弾はLump of Sugerさん及びRussel Cureさんの『いつか届くあの空に～陽の道と緋の昏と～』ファーストＯＰです。

自分的にも大好きなメーカーさんでしたので、
お話を頂いた時にはすごく嬉しくて、舞い上がっていたのを覚えております。

この曲を頂いた時にイメージしたのは、夜空の星とあじさいでした。
曲を何百回も聴きつつイメージを固めていくうちに、夜空の星をその表現するのは面白くないなと思い、星空は天球儀のイメージで決定。
最初は２Ｄ処理ですませようと思っていたのですが、中々上手くいかず、結局３Ｄポリゴンで処理をする事にしました。
さらに１２星座全てをポリゴンモデルにして動かそうかなとも考えたのですが、
時間の都合で断念しました、それだけが今でも心残りです。

アジサイの方も同じく３Ｄで作りこむムービーも用意しようとおもったのですが、
こちらはもう少し抽象的な方が良いかと考え、
キャラクターやスタッフ名のデザインとしてあしらっています。

基本的には頂いたＣＧの色調を多少いじったりして全体の色調を統一するのですが、
ランプさんのＣＧは全般にわたって色調バランスが素晴らしく全く弄る必要はありませんでした。色合いもいい感じに纏まったのではないかなと自負してます。

霜月はるかさんの歌う主題歌も物語の世界観に
引き込まれるような澄んだ感じで、お気に入りです。